奥武蔵の峰を繋ぐ(2)天覚山から大高山

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巴川キャンプ場から見える夕暮れの武甲山

山とか登山に興味を持つきっかけは人それぞれあるかと思います。
自分の足でしか行けない景色を見たいとか
あの山の自然を楽しみなが写真を撮ってみたいとか
そんな、きっかけの中にキャンプや観光で訪れていた
秩父の象徴的な山 「武甲山」に興味を持った事もその一つ。

武甲山の悲しい歴史?

武甲山は近代化以降、石灰岩採取の為山の北側は悲しくも無惨な形に剥ぎ取られています。
古来より信仰の山であり住民の心の拠り所の山だから,崩壊してゆく山容を目の当たりにした住民たちは激しい反対運動と住民同士が憎しみ合う、
辛く悲しい歴史が秩父と武甲山にあった。・・・・
と秩父を訪れる度に私は勝手に思っていました。

しかし、武甲山開発に反対するような活動や歴史の記述はインターネット上では殆ど見つからなかった。
っていうか魑魅魍魎が跋扈する、”知られざる黒歴史”みたいのがあると思ってたんだけどね。無いの。
外から来た、何も知らない者が無残な姿の武甲山を見れば、感傷的な感情を抱くだろうが
調べていくうちに秩父の人達から見た武甲山はどうやら違うらしい。

山と人との関わりはそれぞれなんだなぁと。
武甲山の懐の広さに惹かれ、いずれ登ってみたいと思うようになりました。

武甲山へのルート

武甲山は一般的な登って降りるだけのルートのコースタイムは4時間くらい。
まぁそれでもいいんですけど、あえてめんどくさい手順を踏んで、頂上に着いた時の感動を倍加させましょう。
いろいろ調べると、こんなルートを見つけました。
誰が呼び始めたのか知りませんが、その名も

「奥武蔵最強ルート」

奥武蔵最強ルートの概要

飯能の天覧山(197m)からスタートし、
尾根伝いに天覚山(445.5m)~子の権現(640)~伊豆が岳(851m)、
武川岳(1051.7m)~大持山、子持山を経て~武甲山(1304m)へ
全長42キロ、コースタイムは20時間超。

奥武蔵最強ルート攻略はセクションハイクで

これを1日でやっちゃう人がいるんだから恐ろしい。
ドヘンタイ過ぎるだろコレ。(笑)
しかし、私は初心者(泣)  出来るはずもありません。
初心者なら初心者なりにできる方法は無いのか。?
そこで作戦を考えた・・・・
1日はさすがに無理だからルートを何回かに分ければいい。
コースの一つ一つは整備されたハイキングコース。
進むにつれて難易度も標高も上がるが、
途中までは山並みと並走するように電車も走っており、
これ以上行ったらヤバイと思ったらエスケープすればよい。

第1回目の予定では子の権現まで行って足腰の安全を祈った後で、浅見茶屋という店で手打ちうどん食って下山する予定でしたが
スマホを電車で落として、登山どころではなくなり途中退却。(笑)
奥武蔵の峰を繋ぐ(1) 踏み出した右足~天覧山から天覚山へ

東吾野駅からスタート

前回の終了地 東吾野駅からリスタート。
東吾野の桜は満開でした。

こういう感じの緩やかな登り坂では
私が下手にトレランっぽい恰好で早足で登るものだからか
グループ登山されている方が気を使って足を止めて道を開けてくれます。
(いや、あの・・その、・・僕も今キツ・イから、今・・ペース落とそ・うと思ってた・んですけど・・・・)
しかし、皆さんのドウゾドウゾ光線が強すぎで
追越さなきゃ行けない雰囲気。
ハァ、ハァいいながら追い抜かせて頂きました。>_<
以降、後ろから近づく時は息を整えてから近づくようにしよう。

前回の写真の使いまわしじゃないよ。天覚山到着。
少し休んでいると先程追い抜かせてもらったグループ方が、
マンガ本を開いて会話していますね。
ここは飯能だから、きっとあのマンガの聖地巡礼ですね。
後で調べたら、ヤマノススメの主人公がトレーニングの為に登った山らしいです。
息も整ったので再開

まただ、ずっと同じような杉かヒノキが並んだ尾根道のアップダウンだ。
こういうところでは
「下りの終わりから前傾で走りだし
登りに差し掛かる付近では下りで出した慣性を利用して登り
足の疲労を感じる前にスローペースに戻す。
登りは体力を温存して、次の走り出しに備えるのだ。 」
という遊びをして気を紛らわせながら
単調な杉並木のアップダウンをやり過ごします。

杉並木だけの道なのに、
なぜか地面に桜の花びらが散らばっています。

見上げると、木々隙間に桜が咲いているのが見えました。

直径40センチ以上もある桜の木でした。

大高山 水分補給したら直ぐ出発。
長くなりそうなのでレポートはまた次回に。
奥武蔵の峰を繋ぎ、目的地に無事辿りつく事ができるのでしょうか。?

奥武蔵最強ルート「分割」制覇記録
奥武蔵の峰を繋ぐ(1) 踏み出した右足~天覧山から天覚山へ
奥武蔵の峰を繋ぐ(2)天覚山から大高山
next→奥武蔵の峰を繋ぐ(3)大高山から伊豆ヶ岳へ
奥武蔵の峰を繋ぐ( 4 )  伊豆ヶ岳から武甲山 完結編 

コメント

  1. みーパパ より:

    面白そうですね^ ^
    そして長い〜標高差はさほどではないでしょうが、山を繋ぐとアップダウンが厳しそうです。
    私も小学生のときは秩父の山を歩きましたよ〜親に連れられて徹夜で歩いたこともありますf^_^;)歩いたという記憶だけで、どこをどうというのは覚えていないのですが、夜中は寝るものだったので不思議な気持ちでした。
    秩父は「夜明け前」の舞台にもなったところ。今では漫画なんですね^ ^

  2. にんにん より:

    は、は、走るんですか?!
    じゃーんさんの行きついた先はそっち方向でしたか。
    凄いな~。
    私は、歩くだけで息があがって大変です。笑
    山を歩く楽しみ、走る楽しみ、景色を見る楽しみ、、、、
    楽しみがいっぱいでワクワクしちゃいますね。
    影ながら応援しています。
    じゃーんさんのブログ楽しみにしています。

  3. じゃーん より:

    みーパパさん おはようございます
    標高は大した事無いのですが、
    細かい登り返しの連続と、ずっと同じ景色なのでウンザリします。
    子供に徹夜で登山させるって酷い親ですね。
    憧れます。(笑)
    夜明け前は文庫本を買って読まないで放置していたような気がします。
    今なら、読んでもスンナリ頭に入っていくかもしれないですね。

  4. じゃーん より:

    にんにんさん おはようございます。
    今ならなんとか出来そうな所に行きつきました。
    5年後、10年後だと出来ないと思ったので(笑)
    でも、ほとんど歩きなんですよ。
    今は楽しみを探す事が楽しいです。
    応援ありがとうございます。(^-^)

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