(4/6)トレニックワールド100km in彩の国レポート【エイドでの停滞】

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Northコース終盤、町の気配はすぐそこなのに雨乞山はなかなか終わらせてくれなかった。迷路の様にも感じた雨乞山を何とか抜け出し、とにかく疲れた体を横にさせたいという一心でサンピアに帰ってきた。

サンピア到着。

写真がブレブレ

ニューサンピア到着は20時16分 (11:16:24 経過)18時台に戻ってくる予定は1時間以上の遅れとなった。

とりあえずエイドでは美味しいカレーにありつけることが出来た。

カレーは食べたが量は少ないのでまだ他に食べないとダメだろう。

持ってきたカップラーメンや雑炊にエイドでお湯を入れてもらおうと思ったが、お湯の準備に手間取っている様子だったので、後にしようか、いや今お湯をもらう為に待った方が良いのか?どうしようか?

考えもまとまらないのでコーラをボトルに入れて体育館の中で考える事にした。

体育館の中に入ると、着替えて準備をする者、仲間と会話する者、食事をする者、寝袋に包って寝ている者、何か考え事をしている様子の者、目が虚ろな者、それぞれが時間を過ごしていた。

後半戦に向けて

体育館の自分の陣地に座り、コーラでカロリーメイトを流し込む。

早く座って休憩したいが体をさっぱりさせて着替えをし、後半戦の装備をあらかた整えてからが良いだろう。

手洗い場で顔を洗いタオルを濡らしてから陣地に戻り体の上から足の指先まで拭いていく、脚は汗と土埃が絡みついていたがさっぱりした。

続いて夜用としてジップロックに分けたウェアを取り出す。

下は同じショーツのまま。上半身はTシャツからドライナミック+Tシャツ+アームカバーに着替えた。ソックスもタビオの5本指から同じタビオの5本指に履き替えた。防寒用にロングパンツとインサレーション、フリース手袋もバッグから取り出しザックに入れた。

後半分のジェル数本と眠くなった時用のメイタンとカフェイン入りのガムもザックのポケットに入れた。

着替え終わって何か食べないといけない事を思い出し、エイドで待ってお湯もらおうか迷う。・・・・ウーン寝てしまえ。昨日からほぼ睡眠をとっていないのだから、屋根の有るこの場所で少しでも睡眠を取らないとSouhは持たないだろう。

目を閉じ横になる

目を閉じ眠ろうとするが、人が動いている音や話し声が意識の中に出入りする。

横になっていると、時折冷たい風が入り寒さを感じるのでロングパンツとインサレーションを来てまた横になる。

再び横になるも、「ここに何時までいようかなぁ」、「何か食べなければ」、「こんなんじゃサブ24なんて無理じゃないか」、「全く考えが甘かったよな」「なんか寒ーな」「ケツがひりひりするなぁ」などと雑然としたことが頭の中をグルグルする。

眠りたいのに頭がグルグルすると良からぬことも脳裏をよぎる。

このままリタイアすればそんな事も考えなくて済む。

・・時間は21時前だからこの時間ならまだ家に帰れる。

・・・いや、今日は帰らないと家族に伝えてあるので、帰ったらびっくりするだろう。

・・・朝までここで不貞寝するか?

・・・・いやそれにしても寝袋無いと眠れないよな

・・・・・・うーむ全く寝れない。

頭に浮かんでくることが多過ぎて、リタイアした後の事を考えるのも面倒くさくなった。

   

「今は寝るのもリタイアもするべきではない」

こんな居心地の悪い所は離れよう、進めば何も考えなくて良いんだ、そうだSouthに行こう。

時間は21時30分、関門出発期限の1時間前の事だった。

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