彩の国100kmスタート
30秒・・20秒・・10秒・・とカウントダウンらしき声が遠くから聞こえる。トレイルランナー達が赤い ALTRAのゲートの中に吸い込まれ始めたのを見て、彩の国100Kがスタートした事を知る。
僕は逆ポールポジションからゆっくりスタートする。
なぜなら Northコースでは抑え目でいくプランにしていたからだ。 ロードに出れば周りのペースに流されずに自分のペースで走る事が出来るし問題ない。
それにサンピアの敷地内で渋滞になるしね。
ゆっくりと最後尾を進みながらレースプランを頭の中で確認する。
彩の国100Kの目標とレースプラン
始めての100Kレースなので第一の目標は「完走」
完走する事が目的なので体調の変化が起きない無理の無いースで進むべきだが、かといって関門に追われ続けるような展開も避けたい。
メリハリをつけて安全で効率よく走る為に、リスクが高くなる以下の区間では慎重にいく事を決めていた。
- North 中盤の笠山からの走り易い長い下り
- North 新柵山の急登
- South1 天王山の急登
- South1 西吾野駅からの急登
試走時に「Geographica」で記録したGPXデータを元に大まかな区間タイムを割り出し、エイドでの休憩時間を5~10分程度(中間地点は30分)を加算しスプレッドシート上に落とし込んでみると、偶然にもぴったり24時間でゴールするタイムチャートが出来た。
しかしこのチャートは机上の話であって、試走時の装備の重さや、レース終盤の疲労によるペースダウンは考慮していない。
Northは相対的に早くなるだろうし、South1は終盤になるほど長くなっていく。
何となくゴールの目標を翌日、正午12時前として、チャートの時間はあくまでも参考時刻と考えた。
印刷したチャートを持っていっても見ないだろうから、それぞれのエイドの到着時刻をGeographicaにマークして見れる様に工夫した。
基本装備
装備についてはAかC、もしくはF装備で考えた(嘘)
そんなに選べる程の装備持ってまへん。選択肢は無い、常にA装備だ。
昼間のNorthでは気温が27度程度まで上がり、夜間のSouth1では最低気温が10度以下と昼と夜で大幅な気温差 になる予報が出ていた。
そこで昼間はショートパンツにドライレイヤー無しで夏用Tシャツを着用しサングラスを携行した真夏仕様
South1に入る前に昼間のTシャツは脱ぎ、ミレーのドライナミックの上にTシャツ+アームスリーブというウェアに替えました。
常時携行装備
- ザック:ノースフェイス10L
- シューズ:Brooks GRIT6
- ライト:レッドレンザーH8R、ハンドライト、予備で150lm程度のヘッドライト
- レインジャケット :ノースのクライムライト
- 水分:350mlボトル×2、ザック内にペットボトル
- ファーストエイドキット
- エマージェンシーブランケット
- キャップ、100均の指なし手袋
- 補給食はくるみ餅、トレイルバターなどが固形物メイン、ジェルは数本
- モバイルバッテリー
- 地図
ドロップバッグ装備
サンピアの体育館には夜間の寒さ対策の為のインサレーションとロングパンツ、フリース手袋、使い捨てカイロをSouth1スタート時にザックに追加する様にジップロックにまとめておいた。
また雨天になる可能性がある場合に備えて、レインパンツ、テムレス等もサンピアに置いた。
サンピアに戻ってきた時にエイドでカレーライスが食べれるという話は聞いていたが、お湯を提供していただく事が出来るとの事だったので
- カップラーメン
- フリーズドライの雑炊2個
- 食べられない時のゼリー飲料
- 追加のジェル数本
- 眠気対策用のカフェイン入りジェル、ブラックブラックガム
を用意しました。
スタートしてからサンピアの敷地内を数百メートルしか進んでいませんね。話が長くなってきたので次回に続きます。
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