アウトドアで遊ぶ時、虫除けスプレーは必需品です。
たまにスプレーするのを忘れて
蚊に刺された時は数時間で痒いのは治るからまぁ良いけど、
ブヨ(ブユ)に刺された時は最悪。
ブヨは綺麗な清流があるような場所しか生息しないので、
自然度が高い所は要注意です。
奴らには、まったく気付かない内にやられてます。
気づいたら血が出ていて、後の苦しみを予想しながら過ごす事になります。
とりあえずポイズンリムーバーで吸い出しておきますが、完全ではなく
刺されてしばらくすると数日、人によっては1週間以上、
皮膚が腫れ、熱を持って強い痒みに悩まされます。
アレルギー反応が多い人は歩行に支障が出るほどにもなります。
たいてい刺される場所は決まっていて、露出した膝より下ですが
顔や首にも刺されるって聞きます。
ブヨにも効果ある虫除けといえば
化学的に精製された忌避剤を使用した物と
ハッカなどの虫が嫌いな天然由来の成分を使った物の2種類。
これらを顔周りにも付けようとして
天に向かって散布してミストを浴びるか
少量を手に出して、薄くつけるかしますが
どちらも刺激があり、ハッカ系は目鼻がシバシバするし
特に化学物質を使った物を粘膜付近に使うのはどうなの?
っという事で、
顔にも付けられる虫除けは無い物か調べていたら
こちらに辿り着きました。
ディートフリー、アルコールフリー、
天然素材だけで作られた低刺激な虫除け。
NIJIIRO TERRACE(虹色テラス)
白樺天然アウトドアスプレー「ききりきら」
という虫除けです。
容量50ml。ポケットにも納まるサイズです。
一般に市販されている虫除けスプレーには、
忌避剤として「ディート」(DEET)が含まれているものが殆どです。
ディートが含まれる虫除けで、たまたま家にあった
「アース製薬 サラテクト」と
「フマキラー スキンベープミスト」には
このような注意書きがされていました。
0歳から6か月までは使用禁止。
6か月〜2歳未満までは1日1回まで
2歳~12歳までは1日3回まで
プラスチックや合成繊維、ストッキング、皮革等にかからないようにする。
目や粘膜、傷口には噴射しない。
子供にはさわらせない。
また、日本国内の薬事法の制限で
ディートの含有率は12%までと決まっている様です。
ディート含有量が多ければ多い程、忌避効果と持続時間は長くなる。
ディートはプラスチックが溶けたり、レーヨン、皮革などに変質をもたらす。
ここまで聞くとディートは、やばい物質の様な気がしますが
用法用量を守った通常使用範囲内であれば健康被害は無い。とされています。
だからディートが決して悪というわけではありません。
使用方法を守って使う前提であればよく効くので有益です。
フマキラー スキンベープミスト 200ml(医薬部外品)
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でも、顔まわりは止めておいた方が良さそうですね。
もう一方の、ハッカなどから抽出した成分を使用した虫除け。
【メール便/送料無料】北見 ハッカ通商 ハッカ油セット【ハッカ油 スプレーはっか 北見 北海道 セット 詰め替え用】【lucky】ラッキーシール対象
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ハッカ油と精製水と無水エタノールを混ぜて作るお馴染みの自作も有名ですね。
「ハッカ油 虫除け」と検索すると
コピペしたようなレシピを乗せたサイトが上位に氾濫しています。
ところが、肝心な虫除け効果について実証したサイトは少ないです。
中には検証も無しに「天然素材だから赤ちゃんに使っても安心。」
とか書いてあるサイトもあるから注意が必要です。
実際に実験してみた個人サイトを見つけても、
効果については疑問、または批判的な物が多かった。
また自作で効果ありとした個人のサイトには
人間が我慢できるギリギリのハッカ用量で使わないと
虫に対して効果は薄いのではないか?とするサイトも有ったりした。
だんだん、ハッカ油を用いた虫除けの効果について懐疑的になってきました。
さらに調べてていくと
これだけハッカ油を使った虫除けの情報が氾濫していて需要もあるだろうに
製造しているメーカーのウェブサイトにさえ、
科学的な根拠を元にしたもが見当たらないのです。
なんとなく「虫除けになるらしいよ」ってだけ。
そこで図書館で、アロマ、ハーブ、精油について書かれた本を探してみました。
虫除けに関する記述はそれほど多くはありませんでした。
虫除けとしての効能は、どの本も民間療法的な範囲を出ない内容でした。
ある本に書かれていた
ペニーロイヤルミントという品種の物は
確かに古来より虫除けとして使われていたそうですが、
その毒性の為(流産等のリスク)一般には流通せず、食用にも適さない。とも書かれていました。
ハッカ油に効果があれば、製薬大手もこぞって製品化しているはずですよね。?
自然派の虫除けとして売り出せばみんな買うよね。
それなのに体に直につける虫除けが無いのは
ハーブで虫除けとしての効果を得ようとすると、強烈な匂いや肌への刺激で
虫除けとしての効果以上に
副作用の方が強くなってしまうのではないか?
または、虫除けに効果有りと謳ってしまうと
薬事法上の制限を受け、ハッカ油の流通に制限を受けてしまうからのどちらか
世にある虫除けが
性質も不安定で高価な天然ハーブより
性質が安定していて廉価で間違いなく効くディートとなるのは当然といったら当然。
しかし、困りました。
ディート虫除けは危険?・・・
天然由来のハーブなら安心?・・・・
天然成分の物は刺激が強いものじゃないと効かないんじゃないか?
ディートフリー、アルコールフリー、低刺激の
キキリキラを紹介するために一連の流れを作ってみたものの
天然成分のものは効かない。と結論付けてしまいました。
しかし、キキリキラを選ぶ価値は、他にはないその成分です。
成分
浄水、白樺木酢蒸留精製液、
認定オーガニックエッセンシャルオイル6種
(ペパーミント、ユーカリ、レモングラス、
シトロネラ、ティートゥリー、ゼラニウム)
名前の由来
アイヌ語で「ききり」は”虫”、「きら」は”逃げる”の意。
白樺の木酢液を蒸留した物を主成分。
虫除けの効果は木酢液の成分に拠るものなのではないか。
※木酢液とは
木を燃やしたときの煙を冷やして液体にした物。
煙突の内側に着くねばねばしたコゲ茶色いアレ。
農林水産省HP内の資料
資料2-9 蒸留を行わない木酢液と蒸留木酢液との違い(PDF:12KB)
木酢液には忌避成分が含まれているが、
メタノール、有害なホルムアルデヒドを含有する。
しかし、この資料から
蒸留を繰り返すとメタノール、ホルムアルデヒドは大幅に減少する。
ということがわかる。
忌避に有効とされるハーブ類を含有しているが
これは香り付けの為の物でしょう。
本品を嗅いでみると薄っすらと香り、
肌の上で乾かすと香りは消えるほどの弱さ。
入っている成分から、危険性は少ないであろうと予測。
(※民間療法の範囲だが、蒸留木酢液はアトピーに効果がある。)
そこで、化粧水のように手に取り、顔全面に塗りたくってみました。
少し香りがするだけで、バージンオイル的な油感があります。
木酢液ですがスモーキーな香りはしません。
アルコール的なヒリヒリもしませんし、
メントールのような目への刺激もありませんでした。
塗っている最中も後も、肌と目鼻には何の異変もありませんでした。
おっさん肌テストにおいては合格です。
さぁ、あとは肝心な虫除け効果です。
先日、白馬方面に行った時に試してみました。
こんな感じの草むらを歩いたり、山登りで使ってみましたが
虫除けの効果なのか、たまたま運が良かっただけなのか、
虫には一切刺されませんでした。
引き続き試していきたいと思います。
キキリキラの使い方は、刺激が無いので顔や手指や首筋用、
足は従来のディートやハッカ油を含む虫除け。
といった使いわけをしようと思います。
※人によって合う合わないがあります。
NIJIIRO TERRACE(虹色テラス) 白樺天然アウトドアスプレー「ききりきら」
ナチュラムで買うと安いです。
コメント
こんにちは〜^ – ^
ブヨ恐いよねぇ〜〜咬まれるとリンパまで腫れて大変な事になるよ(>_<)
年々酷くなって来てる…
じゃーんさんもブヨには気を付けて!
キキリキラ見つけて使ってみるわ^ – ^
山本ちゃん おはようございます。
リンパまで腫れるって聞くだけで恐怖だわ。
何故か子供は刺されないんだよね。
動き回ってると刺されないのかもしれないですね。
いろいろ試してみてください。