ファントレイルズ50K参戦記2~力を貰ったトレイルランナー

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ファントレイルズ50K参戦記1~長い散歩のはじまり
ファントレイルズ50K参戦記1の続きになります。
レース中には、いろんな方との出会いがある。
今回もたくさんのランナーと出会いました。

多峯主山の周辺を回っている下り坂で、下りの先からこちらに勢い良く駆け上がってくるランナーを見つけた。
「ファントレイルズの奥宮さんだ!」
奥宮さんが選手とハイタッチするためにコースを逆周りで走ってきたのだ。
笑顔でいっぱいの奥宮さんに元気をもらう。
この大会に参加できて私もうれしい。

また、多峯主山の下りの途中では、私と同じく脚が不調だというランナーとしばらく並走させていただいた。
「殆ど歩きだけど制限時間内に秩父まで行けるんだろうか?」
「脚は持つかなぁ?」
「残り14時間もあるから精一杯楽しみましょう!」
などと話し合った。同じ目的の同志である。
このランナーとはレース終了地点まで抜きつ抜かれつ、何度もお会いした。
多峯主山を回るトレイルが終わると一旦ロードへ降りる

西武線の上

ゴルフ場の横を抜けて進んでいくと巾着田の入り口 「あいあい橋」
夜露に濡れた紅葉が美しい色合いを見せていた。
巾着田を一周する間、遙か前方にどこかで見た事があるランナーを見つけた。
がんばって歩速を上げて近づく
もしかしてあのランナーは
”Hiroki Ishikawa”ではないのか?
そしてさらに近づいてみる。
ウェア類はパタゴニア、シューズはカルドラド
走ると揺れる銀色の髪、鍛えられた両脚
真っ直ぐ前を見つめる瞳は闘志に溢れている。
間違いない。Hiroki Ishikawaだ。!
私はほぼ歩きオンリーで、ごく短時間なら走れない事はないが、
どんなに頑張っても、キロ6分ペース位までしか出せない。
仕方なくペースを落とすと彼は先にいってしまった。

しばらくロードを進むと日和田山への登りが始まった。
とここで、遥か先に進んでると思っていた Hiroki Ishikawa を発見した。
Hiroki Ishikawaともあろう者がこんな後方に居るはずがない。
体調が万全では無いのだろう。
勝てるのは手負いの今しかない。
これはレースだ。全力を尽くすのがトレイルランナーとしての礼儀であり矜持でもある。

そしてがんばって抜き、金刀比羅の鳥居前に到着。
こんな所でゆっくりすべきでは無い、足音が聞こえる前にもっと距離を離さねば。
物見山まで後方の足音に怯えて進む。
そして鎌北湖への下りへと進む。

なんだよこの激下りは!ガレているので脚を安定しておける場所があまりありません。
普通なら何ともなく下れるような所だが、今の自分の脚の状態では絶壁にしか見えません。
半歩脚を動かした後、地面近くまで腰を下ろしてからの体重移動の繰り返し。
まるで産まれたての小鹿の様な足取りで全くスピードが出ません。
そうこうしていると、一瞬でHiroki Ishikawaに抜かれてしまった。
スタート直後に並走していた選手達にもあっさり抜かれていく。
何でもない下りですが僕にとってはFT50 で最も大変なセクションでした。

激下りが終わると再びHiroki Ishikawaを視界に入れた。
そして再び登りで抜き去る。

鎌北湖エイドに到着。
Hiroki Ishikawa も数十秒後にエイド到着。相当疲れている様子だ。
エイドでは湯豆腐、フルーツポンチ、おにぎりなんかを頂く
頂ける物は1種類につき1個必ず食べることにした。
エイド内のテントではストーブが焚かれていて気持ちが良いが
あまりゆっくりするべきではない。
全て口に入れるとエイドを後にした。

鎌北湖は紅葉が見頃でした。
湖越しに何度もエイドの方を振り返るがHiroki Ishikawa の走る姿は見えない。

そして鎌北湖を1周回りきる。まだ姿は見えない。
俺はHiroki Ishikawa に勝ったのだ!
という妄想をしながら序盤を乗り切りました。
続く。

ファントレイルズ50K参戦記3~動き続けること

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