前日は雨が降ったり止んだりで天候があまり良くなかったので、美ヶ原の散策は止めにして、美ヶ原高原美術館を見るだけでした。 その後近くのキャンプ場「漁樵カオス」にてキャンプ
前回までの話美ヶ原高原美術館と星空の漁樵カオスでキャンプ
旅RUNとオートキャンプの親和性
キャンプに来たら、まだ誰も起きてこない朝の時間を使って、「朝RUN」、「旅RUN」、もしくは「朝トレラン」が恒例化しています。これが登山やランのみの目的で来たならば天候によっては、その目的自体を中止にしなければいけませんが、オートキャンプとの組み合わせであれば、天気が悪ければそのままキャンプの方を楽しめば良い訳です。
”漁樵カオス”をキャンプ地に選んだのも旅RUNにもってこいなポイントだったからです。
漁樵カオスから美ヶ原への朝トレラン計画
下調べした所漁樵カオスキャンプ場標高は1500m、美ヶ原の台地のへり(肩)辺りが1900メートルで標高差は400m位。距離的には2~3キロなので片道登り1時間、美ヶ原を見るのに30~40分。下山に1時間とみて、合計3時間以内のトレイルトリップ。
無理して起きる必要も無いけど、昨夜は22時には床についたので、午前4時過ぎには目が覚めた。が昨晩調子に乗って白の信州ワインを一本空けた後に、またビールを飲むという愚行を犯した為若干アルコールが残ってしまった。
持ち物
ヘッドランプ、ハンドライト、ウインドシェル、指抜き手袋、賞味期限間近のジェル1個、ボトル、GPXのコースを入れたiphone(カメラ兼)、中華アクションカム
タープ下のチェアに座って水を飲んで、昨日してない軽量化をしてからキャンプ場をスタート。
三城牧場から広小場
漁樵カオスを4時36分にスタート。道路(アザレアライン)に出て、下り坂5分程で三城牧場の正面。道路脇に登山道入り口があります。付近にレストハウス、登山者用の駐車場と自販機、チップ制のトイレがあります。
登山道(遊歩道に近いか)の中は鬱蒼として暗かったのでヘッドとハンドの2灯で進行。途中で三城キャンプ場のそばを通るので光量とペースを落として静かに通過。
三城キャンプ場を通過すると沢伝いに緩勾配のトレイルになります。沢の音が大きくて野生生物がこちらの存在に気づかなかったりしたら嫌だな。と思って無駄に咳払いなんかしたりして
広小場から百曲
ここまでで2km弱、20分程。ここから”百曲”の登りが始まります。等高線間隔が狭いのでジグザグに進む訳です。百曲といっても実際は25回位の折り返しです。
連続した登りはきついですが涼しく快適。高度を上げて折り返す度に高い木が少なくなり、空も白みはじめ視界が開けていきます。
一方、下草が伸びている所の夜露や岩の間から染み出した水でシューズがびしょびしょ。
美ヶ原の肩付近に到達
美ヶ原の肩なんて呼び名は無いと思いますが、台地の”へり”に到達すると一気に視界が開けてきました。
塩くれ場を過ぎると
塩くれ場あたり過ぎるとフラットな地形になりました。一部雲で霞みましたが広大な平原から360度の山々が見渡せました。ナイスビュー!
王ヶ頭へ向かう
美しの塔まで行ってから折り返して今度は王ヶ頭方面に向かいます。
美ヶ原の西側の”へり”に戻ると周囲は雲が立ち込めたり、晴れたりが頻繁に起こる。
雲が晴れて見通しが良くなる瞬間があった。ボーナスタイムだ。走るのがもったいない位、最高に気持ち良いトレイルが始まった。
烏帽子岩でブロッケン現象
烏帽子岩(断崖に突き出た岩)から眼下を見下ろすと岩の影と自分の影が雲海のスクリーンに映し出され、自分の周囲にかすかに虹色の光の輪ができていた。地味なブロッケン現象を見ることができた。
王ヶ頭に着くと王ヶ頭ホテルの従業員と思しき方が大勢の宿泊客を相手に景観をガイドされてました。そしてこっそり聞きます。ふーんなるほど。
まだ見ていたいが腹減ったのでキャンプ場に戻るか!
下山はダテ河原コース
下山の最初の方は苔がついた石を縫うように通る道で走れませんでしたが、林道とフラットな部分があり最後の方でちょっとだけ走れました。
今回のコース概要
最高高度2013m、最低高度1413m、距離11km、累積高度(+)は700D、総行動時間2時間40分でした。(アプリによる集計) ※一般的なコースタイムでは5時間程(300分)となります。
漁樵カオス~三城牧場~広小場~百曲コース~塩くれ場~美しの塔~塩くれ場~烏帽子岩~王ヶ頭~ダテ河原コース~少年自然の家前~三城牧場~漁樵カオス。
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