UTMFまでの距離と時間 ポイントの獲得

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※この記事は2018年6月に下書きしてそのままになっていた物です。   9月28日にUTMF2019の大会要綱が発表され、明らかにおかしい部分については修正しましたが一部正確で無い物もあるかと思います。ご了承ください。

 

UTMFに出場する為にはITRAが認定するポイントが必要になります。

UTMFまでの距離と時間 ITRAポイントとは?

ポイントが無い状態から12ポイントを獲得する前提で進めます。

※トレイルランニングは自由意志は認められる一方、自己完結を求められます。ポイント獲得にあたっては無理の無い計画で進めましょう。

UTMF出場には12ポイントが必要

2019年大会のエントリーは2018年10月17日(水)12時〜10月28日(日)23時59分までとなっています。

大会エントリー開始日の3年前から前日までの間に、国際トレイルランニング協会(ITRA)がポイントを認定しているレースに出場・完走し、最大3レースで12ポイント以上を獲得すること。
ただし最低1レースはエントリー開始日の1年前から前日までに開催されるレ―スとする。

エントリーについて

距離によるITRAポイント目安

2018年現在の基準でいくと、各レースの主催者がITRAに申請する予定がある場合、概ね距離ごとに以下の様に設定される事が多い。

30K~→2ポイント若しくは1ポイント
50K~→3ポイント
70K~→4ポイント
100K~→5ポイント
100マイル~→6ポイント

12ポイントを獲得するには?

最大3レースで合計12ポイントを獲得する為には、

ケース1:6ポイントレースを2本完走
ケース2:4ポイントレースを3本完走
ケース3:3→4→5ポイントの順に1本ずつ完走

どれも数字上の合計では12ポイントを獲得出来ますが、・・・順番に見ていきます

6ポイントレースを2本完走

ケース1の場合、6ポイントのレースを2つ完走出来ればUTMFの参加資格は得られることになりますが、100K程度のレースの完走実績が無い場合、いきなり6ポイントのレースには参加する事はできません。

何故なら、どのようなレースの参加資格にも

・100kレースなら70K相当のレースを完走している事。
・50Kのレースなら30K相当のレースを完走している事。

などの様に
そのレースの距離よりも一段階距離や難易度が低いレースを完走している事が参加資格が付けれている為です。仮に出場できたとしても経験無しでいきなり100マイルとか無理でしょう。

さらに日本国内の6ポイントレースも少ない上、悪天候で中止や短縮でポイント低下もありえます。2017年の信越五岳は短縮、2018年のONTAKEは中止でした

文末に6ポイントレースのリスト作りました。

4ポイントレースを3本

こちらもの場合も同じように完走実績が無いと4ポイントレースは駄目です。
という切り口で終わらせようと思ったのですが、調べてみると15歳~18歳以上という年齢資格だけでエントリーできる大会がいくつかありました。

”SPAトレイル”や”伊豆トレイルジャーニー”など、自分が出場しやすい関東近県のレースしか見ていなかったからそう思っていたんですね。

レース完走実績を条件としていない4ポイントレース。

(※予定または過去の認定含む)
美ヶ原トレイルラン80K
ひろしま恐羅漢トレイル65K
OSJ山中温泉トレイルレース
大雪山ウルトラトレイル80K
OSJ氷ノ山山系トレイルレース78K

3→4→5ポイントの順に完走

ケース3の様に徐々に距離を伸ばしていくのが無難なのかもしれません。

資格条件が設定されるのが稀な、30K程度のレース(1~2ポイント)を完走した後
50K(3ポイント)→70K(4ポイント)→100K(5ポイント)の順番にレースを完走していくのがスキルアップの点からも良いかと思います。

しかし順番に資格を満たしてエントリーした後、レースの日までは数ヶ月から半年以上の期間がある事
人気レースともなるとエントリー日にクリック合戦を勝ち抜かなければならない事
悪天候や事故等でコース短縮や中止となる場合が往々にしてあり、思うようにポイントが得られない場合もあります。

 

私の場合はあまりレースに出場していないので、一昨年に30Kの2ポイント、去年はDNFと大会中止で0、今年は50Kで3ポイントでした。

ITRAの認定には時間が掛かる

2年ほど前は大会主催者がITRAに申請すると、数週間で認定されている感じでしたが、ここ最近は認定まで数ヶ月掛かってる感じです。 中国、香港のレースの申請件数が激増している事も一員かと思われます。

その場合 UTMFエントリーの直前のレースは認定が間に合わない場合があります。

確実に完走出来る能力があったとしても、2年程度は必要なのかもしれないですね。

国内で6ポイント獲得できるレース一覧

※2018年6月調べ

UTMF (ウルトラトレイル・マウントフジ)

開催地: 静岡県、山梨県
開催日:2018年から4月末開催
エントリー資格:最大3レースで12ポイント
エントリー費:36,000円 寄付エントリー100,000円

トレニックワールド 100mile 彩の国

http://trainic-world.org/sainokuni
開催地:埼玉県越生町周辺
開催日:例年5月中頃開催
エントリー資格:70km以上のトレイルラン大会を完走していること
エントリー費:22,000円

OSJおんたけ100マイル

http://www.powersports.co.jp/osjtrail
開催地:長野県木曽郡王滝村
開催日:例年7月中頃開催
エントリー資格:過去の当大会(100km)を14時間以内で完走した選手
エントリー費:12,000円

上州武尊山スカイビュートレイル140

https://skyviewtrail.com/free/svt140
開催地:群馬県川場村
開催日:例年9月中頃開催
エントリー資格:過去3年以内に50km以上の種目(トレイルラン)を2レース完走している事
累積標高差: 9,200m以上
制限時間: 38時間
エントリー費:一般32,000円

※2019年大会より上州武尊120から上州武尊140に変更

OSJ KOUMI 100

http://www.powersports.co.jp/osjtrail
開催地:長野県小海町松原湖~稲子湯周辺
開催日:例年10月初旬
エントリー資格:70km以上のトレイルレース完走者
エントリー費:25,000円

信越五岳トレイルランニングレース 100mile

http://www.sfmt100.com/
開催地:信越高原(新潟県妙高市、長野県長野市、信濃町、飯綱町、飯山市)
開催日:例年9月中旬
エントリー資格:100km以上のレースを制限時間内に2レース以上を完走
エントリー費:38,000円 (別途、提携施設で宿泊する必要あり)

基準変更によるポイント低下

 

※2019年以降、現状と同じコース設定の場合”おんたけ100マイル”と”上州武尊120”は5ポイントに低下します。

追記20190403:上州武尊120は2019年大会より「上州武尊120」→「上州武尊140」に変更になって6ポイントは維持。
ご覧の様に6ポイントのレースに出る為には、各レースとも4ポイント以上のレース完走や、3ポイント以上のレースの複数回の完走を必要としています。

 

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