NHKBS1で7月1日(日)の 午後10時00分~ 午後11時50分に
日本国内最大級のトレイルレースイベント
UTMF (ウルトラトレイル・マウントフジ)
を扱った放送がありますね。
グレートレース「絶景を駆け抜けろ!~激走 富士山麓168km~」
自分はレース志向があまり強くないので、どうしても出場したいというわけではありませんが、それでも “いつかは “という思いがあるのも事実。
UTMFに出場する為には他のレースの完走実績に応じたポイントが必要ですが、
ポイントを獲得する為だけにレースに出るのは違うと思いますし
自分の力が付けば、自ずとポイントが追いついてくると思ってます。
とは言っても、近い将来のUTMFに出場する為には、
最短、最低でどれくらいの基準を満たせば良いのかわからないので調べてみました。
2019年のUTMFのエントリー開始日は2018と同じなら10月の半ばです。
エントリー時点で参加資格を満たしていなければいけません。
UTMF2018-2020 参加資格
・大会エントリー開始日の3年前から前日までの間に、国際トレイルランニング協会(ITRA)がポイントを認定しているレースに出場・完走し、規定ポイント(最大3レースで12ポイント以上。)を獲得すること。
ただし最低1レースはエントリー開始日の1年前から前日までに開催されるレ―スとする
ウルトラトレイル・マウントフジ2018大会国内資格レース(2017年8月31日現在)
ITRAとは?
ITRAはInternational Trail-Running Association
国際トレイルランニング協会となりますね 2013年7月創設
ITRAサイト
協会の趣旨はトレイルランニングの健全な発展を目的にしています。
ランナーの保護、アンチドーピングも掲げています。
レースにポイントを設ける事で一定の基準を掲げていますが
決して世界標準化を目標にした物ではなく、トレイルランニングの”自由な思想を尊重する”という事を設立理由では述べています。(俺訳)
ITRAはレース主催者が提出するGPSデータ(gpxファイル)で距離と獲得標高の合計を”Km-effort”という指数でレースの難易度を6段階のポイントで評価、証明します。
”effort”は努力、労力といった意味なので
Km-effortは”努力指数”や”がんばり度”といった感じでしょうか。
雑誌やブログ記事などではよく”ITRAポイント”と目にしますがITRAポイントはITRAが定める”Endurance point”の事です。
ちなみに1レースの評価手数料は100€(2018年6月レートで1.2万円程度)だそうです。
ITRAポイント算出基準
総距離(km) + 累積獲得標高(m) / 100=Km-effort
カテゴリー | Km-effort新基準 | Km-effort(旧) | ITRAポイント |
XXS | 0-24 | 0-24 | 0 |
XS | 25-44 | 25-39 | 1 |
S | 45-74 | 40-64 | 2 |
M | 75-114 | 65-89 | 3 |
L | 115-154 | 90-139 | 4 |
XL | 155-209 | 140-189 | 5 |
XXL | >=210 | >=190 | 6 |
表はITRAのサイトから作成しました。RACE EVALUATION参照
2019年から、Km-effortの設定数値が少し厳しい新基準に変わるので、同一レースでも減少する場合があります。
例えば50Kで獲得標高が2300dのレースの場合
50+2300/100=73
Km-effortは73となりますので ITRAポイントは旧基準で「3」だったものが新基準では「2」とになる可能性があります。
認定されたレースのポイントはサイトで確認できます。
上の画像はキリアン・ジョルネのトラックレコードの一部
EnduranceがITRAポイント
Mountainは1~12までで、山の難易度を表します。
ITRAポイント獲得方法を書こうと思っていたんですが
調べ始めたらITRAの事だけでお腹いっぱいなので今回はこの辺で・・・
関連記事
コメント