道迷いしないためのナビゲーションとアプリ

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山に行く時(トレランの場合)どういったナビゲーションが最適なのか?

トレランの開始前に地図読みの本など一通り目を通し理解したのは
地図とプレート型コンパスを用いて
ポイントポイントで正置しつつ進行する方法。
しかし、走りながらその都度、紙の地図を広げるのは現実的じゃない。
現実的な方法として紙の地図とコンパスは携行するが
スマートフォンの地図アプリとの併用がベストなのではないか?
と思い、登山地図アプリもいくつか試しました。

設定した(された)コース上を正しく進行しているか
早く確実に
知る為にはGPS地図アプリは欠かせません。
スマートフォンの地図は山だと電波が無いから使えない。
と思ってる方がいらっしゃいますが(それ僕でしたっ!w)
スマートフォンに搭載されているGPS受信機を使ってますから
電波無しでも現在位置はわかるんです。
電波が繋がってもどうせ途切れ途切れでバッテリーも食うので
最初から機内モードにしてます。
(電波があると位置情報を補正するので多少精度が上がる)
※この記事の内容は半年以上前に書き始めていましたが
当時の自分に山経験もあまり無く、
未確認な事を流す訳にもいかないと思い放置熟成させていました。
実践してみて、特段困った事は無かったので改めて書き直しました。

※教科書的にはNGな方法かもしれません


地図アプリの前に紙の地図の話から
山登りの地図で有名で一般的なのは
「山と高原地図」

山と高原地図はエリアによって違いますが一部1080円からで
縮尺は2万5千分1か、5万分1、他に縮尺の小さい広域地図があり
分岐点間の所要時間や目印となる場所などが書き込まれている。
この地図は一見すると便利そうなのだけれど、
5万分1地図は、使い辛い場合があると感じた。
5万分1地図の使い辛い点
・地図上の1cm内に500メートルの情報量を表現なので地形の詳細がわかり辛い。
(2万5千分1の場合1cmが250メートル)
高度を表す等高線の間隔は20メートル刻みで
0~19メートル以内は表現されない。(周りの地形からなんとなく判断することはできるが)
(2万5千分1の場合10メートル間隔)

等高線が10メートル間隔の地図。ルートは書かれていませんが
SポイントからGポイント間に道があります。
どこが道になっているか地図を見ただけで想像できますか?
等高線が20メートル間隔だったら分かりづらいかも。
正解のルート

・山域、エリアが変わればその都度買わなければならない。
・エリアを跨る場合は2冊持っていくのか?
・有名じゃない山にはルートが書いてない
あまり整備されていないような破線(バリエーションルート)
もしくは破線も無い所を通るような場合は心許ない。
そう感じたので山に行くときの地図は「山と高原地図」じゃなくて
webの「 国土地理院地図」を自分で印刷した物を使用しています。

ご覧のよう等高線が主で文字情報は多くありません
地理院地図にネット上の最新情報(ヤマレコ等)と照会しながら
ルートや必要な情報を書き込んで使います。
こちらはあるレースコース図画像を見て、PC上で描き直したもの。

地形に脈絡無く直線で描かれていたので、コース図が間違っているのかと思ったが
実際現地に行ってみると、そこはトンネルだった。
自分の手で書いたからこそわかった例。
面倒ですが地形を見ながらルートを書き込むのが単純に楽しいし
&書き込む工程である程度覚えちゃう
国土地理院地図へのリンク
日本全国の任意の場所の地図を無料で使えるので使わない手は無い。
磁北線などを表示して印刷しています。
プリンターで出力した地図は滲みやすいのでジップロックに入れています。
本家のジップロックより100均のジップロックの方が、
薄くて折りたたみ易く、何も書かれていないのでおすすめです。
紙の地図の話をこれ以上するとボロが出てくるのでこれくらいにしておこう。
地図アプリの話に戻ります。

ある時、年配のハイカーグループの横を通りすぎる時に
地図を出している様子も無いのに、アッチじゃないか、コッチじゃないか?の話をしてました。(こわっッ)
山に行くときに限ってスマホを置いて行くなんて人は皆無でしょうから
自分の持ってるスマホに保険だと思ってアプリを入れておけば
現在地が一目瞭然なのにって、思いました。
冒頭でも書きましたが地図アプリ
事前に電波の有るところで地図を読み込んでおけば
端末内に地図が保存されるので電波無しでも使えます。
GPSの精度はアプリ依存ではなくて端末依存です。
YAMAP 山と高原地図アプリ、ヤマレコマップ、などの試用版を試しましたが
最終的にはジオグラフィカ(Geographica)の使い勝手が一番良く
ジオグラフィカの製品版を購入して使用しています。
ヤマレコマップ

・ヤマレコマップはみんなの足跡が便利。足跡が無い所は多分道じゃない!
ヤマレコユーザーでプレミアム会員ならヤマレコと連携しやすいのでこれが良いのかも
制限解除にはヤマレコのプレミアムプランに加入(年間4800円)
YAMAP

・YAMAPは地図アプリにSNS的な物を取り入れた感じ アプリ内アイテム課金制(1週間240円~)
山と高原地図アプリ

・山と高原地図アプリは紙媒体と同じくエリア毎の地図を購入する事で使える(1部500円~)
ジオグラフィカの特徴としては (製品版は960円)

・国土地理院の詳細な地形図を使用しているので高精細でとにかく地形が見やすい
他の地図アプリの様に、エリア毎にまとまった地図をダウンロードするのではなく
画面に表示された部分がスマホ内メモリーにキャッシュ(一時保存)される。
・無料版でも広告のポップアップとかが無い。
機能制限(保存できる地図の容量など)がありますが
基本機能は問題なく使えます。

・高度、歩行時間、速度など喋って教えてくれます。
・現在地座標を任意のメールアドレスに送れる機能
・トラックログをGPXとKMLデータで出力とメール送信
・シム無しのスマホでも使えます。
・自分なりにカスタムできる。
・まだ使ってない機能がある。
こんなに色々出来て 960円は安いっ!
ジオグラフィカのダウンロードリンクを貼っておきます。
リンクを貼ったからといって、自分が儲かるわけではないですが
少しでも道迷いが無くなるといいですね。
無料版でもほとんどの機能がフルで使えます。

iphone版をダウンロード

Android版をダウンロード
※wifi環境下でダウンロードください

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