自宅トイレを使いやすく。低費用でDIY。

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洗浄便座の洗浄ノズルがボタン押してもエラーで出てこなくなり洗浄機能が使えなくなった。これは経年で故障したっぽいので交換しよう。便座交換のついでに使いやすく低価格でセルフリフォームしちゃおう。

自宅2階トイレ。

トイレのタンク上の手洗いはホコリと手垢でなんだかで黒ずんでるし(水栓レバーを引くと10秒程度水が出て排水がタンク内に溜まる仕様)、壁紙は薄汚れて剥がれた部分あり、また、プラ製のタオル掛けは一部壊れて絶妙なバランスで壁紙にかろうじて貼りついているような状況。これは何とかしなければと思い始めて(数年・・・)

主なリフォームの内容

現状のトイレの問題点を考えるとリフォームする項目は

1.温水便座の交換(便座の選定)

2.壁紙の貼り替え

3.タンク周りの改造(目隠ししてスッキリさせデッドスペースを収納スペースに)

4.水栓を増設して手洗いボウル新設

1.温水便座の交換(便座の選定)

便座の横に操作盤が並ぶ「袖付きタイプ」が値段が安く種類も多いのですが、操作盤が汚れるし床を掃除するときも邪魔になって掃除が億劫になって奥の方にホコリが溜まる。掃除する為に這いつくばっても手が届かなかったりして・・・

便座周りをスッキリさせる為に操作盤は「壁付けリモコンタイプ」にしよう。

温水を温める方式は「瞬間式」「貯湯式」 の2種類。瞬間式の方が電気代も安く、湯切れも無いが使用頻度も多くないので安価な貯湯式をチョイス。
アマゾンにて最安値だった東芝の貯湯式の便座。2.2万円くらい。
以前に自分で取り換えた事があったので問題なく取り付け完了。

2.壁紙の貼り替え

壁紙は他の部屋の貼り替えをいつかしようと思ってカインズで在庫処分価格で売ってたので多めに買っといたよくある普通の白い壁紙。(10メートルで1400円くらい。激安!)

壁紙クロスの貼り替えはやった事が無いが、you tubeにて3時間くらい見続けて手順は履修済み。のはずだったんだけど、最初の一面で壁紙の強度がわからなくて刷毛で糊付け後、折り畳み持ち上げた際に壁の入隅に引っ掛かり、折れ曲がって盛大に切れ目が入って廃棄に・・でもその後はコツをつかんだのでなんとかなった。

3.タンク周りの改造

壁紙、便座を交換してタンク周りに木枠を取り付け、1日目の作業終えて仮復旧した所。奥の壁は見えなくなるので壁紙はそのまま

生活感アリアリのタンクと水栓と配管、垂れ下がる電源コードを目隠ししてスッキリさせ掃除もしやすいタンクレストイレ風にしよう。
2階に蛇口が無いため給水栓を分岐(片ナットチーズ)させタンク上に蛇口を増設。(排水はタンク内に落とす)
タンクの上に天板を乗せれるようにして蛇口の水を受ける手洗いボウルを設置です。

タンクの上部と左右の壁部分にロの字型の枠を組んで、それぞれに棚を乗せれるようにしました。

デッドスペースになるタンク左右は、収納できる様にしました。
それぞれ木枠を作って左側は配管周りを隠す為に扉付きに

配管の目隠し兼洗剤など置くスペース。

給水栓から便座、タンク、手洗い水栓へと3つのホースが出るので結構ゴチャゴチャしますが扉にすることで隠れてスッキリ。垂れ下がりがちな便座のホースも扉のスペース内に押し込むのでほぼ見えなくなりました。

右側はタンクレバーを操作する為、棚板を置いて小物置きに

コード類も木枠に這わせて垂れ下がらない様にしました。

木枠部分と棚板、扉部分は12ミリの構造合板で仕上げは表面に木目調シート張り。

棚板は合板で、見える部分だけシート貼り。固定せず木枠に乗せてるだけ

上部の水栓とボウルを乗せる天板は厚さ20ミリくらいの板。

高さ位置は便座のフタを開けた時に干渉しない高さに設定。

黒っぽい水性のステインで色味を付けてから、水がかかる所なので耐水性を持たせる為に、
水性ウレタンニス(マホガニー)でコーティング、軽くヤスってから何度か上塗りし好みの色味が出たところで最後に透明半艶の水性ウレタンニスでさらに塗膜に厚みを付けた。どちらもワシンの水性塗料。

タンク正面部分は余っていた3ミリ厚くらいのMDF板をカッターで切って、取り外せる様に両面テープで木枠に貼りつけ。

4.水栓を増設して手洗いボウル新設

手洗いボウルとして売ってるのを買うと安くても1万円くらいからが相場、デザインは限られる。それなら大きめの陶器の丼ぶりとかプラの植木鉢の様なものに穴を開けて手洗いボウルに改造すれば良いじゃないか!

さて器の大きさですが、奥の壁からタンクの出っ張りを測ると27センチぐらい、天板の奥行きは30センチくらいにしたから。手洗いボウルの大きさは25センチ前後が最適ではなかろうか。

家に使わなさそうな直径25㎝程度の器はなかった。ホームセンターとかで無いか探したけど無かったがリサイクルショップにて手頃な大きさの古伊万里風の器を見つけた。(1000円)

本当は水が一点に集まる様に底が漏斗状にすぼんだ器が良いんだけどこれでやってみよう。

ただの器を手洗いボウルに改造する。

ただの器に穴を開けて手洗いボウルとして使う場合、どれくらいの径が良いのか?
タンクの手洗いの穴は15φくらいか。それだと流す水の量が増えるのには小さい気がする。排水口は既成品の排水金具のパーツでも取り付けようかと思ったが、排水管に接続するわけでもなく、タンクに垂れ流すだけなんだからそんなに厳密にやる必要はないが、排水管に接続する場合はどうすればいいのか調べてみた。

排水金具(ボウルに取りつける金具)の規格には排水パイプの径によって32ミリと25ミリ規格というのがあるらしく、小型手洗いのオーバーフローの無いタイプの排水金具は25ミリ規格が多いらしい。
25ミリ規格のいくつかの商品の図面を見ると開ける穴は35~42φとか。なので35φにした。

磁器に穴を開ける

今回の作業で磁器に穴を開けるというのが一番大変だった。
穴の位置は水を張って見ると器の中央が盛り上がってるので中央を外Simplicity | 内部SEO施策済みのシンプルな無料Wordpressテーマした位置にしました。

「陶器」「穴あけ」とかで検索すると電ドリ無しでハンマーとポンチで叩いて開けるってのが多いんだけど穴周りのガラス質が欠けてきれいじゃない。(これは植木鉢として穴を開ける方法)

穴一個開ける為だけに工具買うのもなんだかなぁ。と思って試しに百均の砥石付きビットを電ドリに付けてやってみたんだけど、全然ダメで15分以上掛けて6φ程度で深さ2ミリくらいの窪みしか出来なかった。器の底の厚みは8ミリくらいで開けたい穴は35φ・・・これは無理。

最初に開けようとした時のビットとホールソーでくりぬいた部分。ビットでは全然無理でした。

結局ダイヤモンドホールソー(1600円)を買った

砥石付きビットではとても無理だったので陶器やタイルにも穴を開けられるという「ダイヤモンドホールソー」を買いました。


表裏に養生テープを貼り、切初めは斜めにドリルを当てて低速回転で切削面に水を掛けながら開けていきます。15分くらい時間はかかりましたが綺麗に穴が開いた。

穴を切りっぱなしのままだと、ちゃんと真下に水が流れないのでパイプ的な物を付けないといけませんね。家にあるパイプ状の物で径が35ミリの物が無いか探してたら、安ワインのペットボトルが理想的な形状だったのでこれにした。はまり具合がキツメの位置でカッターで切り瞬間接着材で固定。隙間から漏れるようならシリコンで埋めようかと思ったが漏れなさそうなのでそのまま。

ダイソーで見つけたゴミガード。

開けた穴が見えるとカッコ悪いので何かいいアイデアないか考えてたら簡単に目隠しできそうな物をダイソーで見つけた。付けてみると安そうに見えない2コ入り110円。穴の上に置くだけで既製品のボウルの様な見た目になった。

単水栓を設置

天板に水栓用と排水用の穴をホールソーで開ける。

水栓の接続は洗浄便座に付属していたホースのうちタンク接続用のものを流用。

手洗いボウル

トイレリフォームほぼ完了。

なかなかいい感じに仕上がったのではないでしょうか。!
操作盤が便器の横じゃなくなり、水栓ホースや電源コードも垂れ下がってないので床の掃除も楽になった。
でも扉の取っ手が養生テープ。(タオルを掛けると見えなくなる。)まぁ後で何かつけるか。


洗浄便座のリモコンは紙に印刷してそれをガイドにして余った木目調シートをカットして貼り付け

ペーパーホルダーとタオル掛けも別途購入して取り付け。

両方ともデザインがシンプルでフレーム部分が黒い鋳物っぽい質感で統一感あって良い感じ。

ペーパー置き場

元は窓の上に奥行き30センチ位の棚があってペーパーとか洗剤とか置いていたんだけど、奥行きあり過ぎて使い勝手悪く、トイレ内も狭く感じてたので出入口の上にペーパー置くためだけの棚を設置。高い位置なので廊下側からは見えません。
トイレットペーパー1巻きの縦横のサイズは10×10センチ程度。
12ロールセットを置く想定で天井から棚までは高さ30センチちょっと、奥行きは20センチで収まる

材料、費用など(ざっくり)

使った工具は
電動ドライバー、のこぎり、パイプレンチ、カッター、壁貼り用道具一式、


主な材料
・温水便座 22,000円
・単水栓 3,000円
・手洗いボウル 1,000円
・木目調シート 1,000円
・ペーパーホルダー 2,000円
・タオル掛け 2,000円
・壁紙 1,500円

今回のために購入した工具
木工用ホールソー1000円、ダイヤモンドホールソー1600円、リュータービット110円

※天板など木材、塗料などは余りもの

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